北京地下鉄の路線図

もう2年前の話なのですが、北京の地下鉄の中でのこと。そんなに路線図には変わりなかろうと思うので路線図を冒頭に貼り付けておきます。

10年前、12年前と比べると、すーごい路線が増えたし複雑になった…ようにも感じますし実際かなり増えています。

2006年に初めて北京旅行をした際に運行していた地下鉄路線は、中心の濃い青の線(二号線)とその下を貫く赤い線(一号線、八通線)だけでした。

こんなに複雑に見えるのですが、東京の地下鉄を10年以上利用して移動していることが幸いしてか、乗りこなせてしまう不思議。ストレスを感じることもあまりありません。

「西単」の乗り換え始め、「どれだけ歩かされるの!?」と感じてしまうこともありますが、武蔵小杉や大手町や日比谷と有楽町の乗り換え、あるいは飯田橋駅の乗り換えなどと比べれば憤りも収まります。

前置きが長くなりましたが、今日は2年前の2015年、北京の地下鉄に乗車したときに気になったこと2選をご紹介します。

その1:Mind the gaps

地下鉄で気になったことその1。「隙間に注意」の表示。

これは確か2007年に留学していた当時からこういう表記でした。

中国北京の地下鉄の「隙間に注意」

“Mind the gaps”って東京の地下鉄では見かけた覚えがなく、これって正しいの?もしかして英語圏生活者が見ると変に感じるやつ?ってずっと気になっていました。上海の地下鉄にもありました。

10年越し、調べたところ、イギリス英語と知りました。へえ~。でも本家では”gap”って単数形みたいですね。些細なことか。

参考:「Mind the gap」の意味と「Mind」の様々な意味と使い方・例文の紹介

その2:手すりが荷物掛け

気になったことその2。

手すりが荷物掛けになっている。

北京地下鉄車両の中ドア付近

 

これは本当に、中国らしいなあー!と感じました。

自分が「生活」を知っているのは10年も前の北京だけなのですが。こういう「使えるものは使う。体裁を気にしない。それはメンツとは別」みたいな、割り切ったところが中国人にはあると思っています。

見かけ上の格好良さではなく実利を取る。世間体を気にせず現実に対峙するところがすきです。(対人関係はまたちょっと変わってくるのかなと思いますが。)

外に見えているのはデジタルの広告です。走行中にだけ表示されます。

確か2008年には既にあって、日本ではみたことがない!と興奮しました。場所は上海だったかなあ…忘れてしまいました。

今年2017年の10月に訪れた上海の地下鉄でもこのタイプの広告が設置されていましたが、郊外に達すると採用されていないのか表示がなかったです。