天津駅の昼間の外観

こんばんはまたはこんにちは、しゃんぷーです。

先日の北京滞在の折に、天津に行った話です。

○高速鉄道の話はこちら→【北京南駅から天津駅】新型車両にうれしみ。鉄道チケットの予約・受け取り・変更と、鉄ちゃん的撮影を成功させる方法

本編では天津の地下鉄の券売機や高速鉄道の天津駅の外観や周辺、天津で食べたもの(ある食品が好きすぎて昼も夜も同じ種類の食べ物を食べてしまった!笑)そして夏の北京と天津の気候について紹介します。

天津駅に到着したら、食堂街で涼皮を食べてから地下鉄へ

天津駅に到着後、改札を出るとそこは地下。

この日は昼すぎについたので、まずお昼を食べました。高速鉄道(高鉄、がおてぃえ)の改札を出てほぼ目の前にある食堂街の中の一つです。

涼皮という麺の一種を食べました。これを食べると涼しいのだろうか。涼しいっていうけど夏限定なのだろうか、いや12月にも食べた。実はあまり詳しいことは知りません…。

10年前、初めて、道端屋台で友人が購入し、何の変哲もないビニール袋にどちゃっと入れて提供されることにかなり衝撃を受けた、そんな思い出のひと品です。

それから数年、どのタイミングか忘れましたが今や北方滞在時には必ず食べる品物です。つるんとした食感が好き。味付けはいろいろです。

天津駅出てすぐの食堂街でのおひるごはん

涼皮はいろいろな味付けがあるのですが、このお店では2種類が用意されていました。ちょっと辛めの味を選択。味に特に奥行はありません。ほんのり辛く、しょっぱく、油っぽい。でも十分においしいのです。

右上は同行者が食べていた麺。「卤(るー)」と呼ばれる味付けで、独特の甘みのある醤油という感じでしょうか。左上は「肉夹馍(ろうじあもー)」という肉はさみ焼き。どっちもおいしかったです。

おなかを満たしたあとは、地下鉄で少し移動することにしました。

天津地下鉄の乗車券はトークン! キャッシュレス社会で現金を要求する券売機

地下鉄乗車の際には、写真のように券売機がならんでいますので、ここでチケットを買います。

天津の地下鉄の券売機

中国はキャッシュレス社会、なんて言いますが、北京も上海もそしてここ天津でも、現金でしか乗車券を購入できません! ほんと、なんでなんだ!!

半年以上前の2017年10月に上海を訪れた際には「誰か!WeChatで送金するから現金をお願い~~!!」と困っている人がかなりいました。ただ、今回の滞在では、北京でも天津でもそんなお願いをしている人は見かけませんでした。(上海は観光客が桁違いに多いのかな??天津も観光な雰囲気をすごく感じたのだけど、、、)

私、初めてトークン式の地下鉄を利用しました。

天津地下鉄のトークン

トークンを持ち、駅入場のための安全検査(安检、あんじえん)に向かいます。

天津駅の地下鉄改札

地下鉄の車両の中には、路線図がありました。北京よりずっと少ない! でもそこそこあるんだな。便利そう。

天津のメトロマップ

地下鉄で移動した先のことは、また別エントリにまとめたいと思います!

ロゴ付天津駅の外観と、その向かいのビル群。夕飯はまた涼皮!!

いろいろ観光して夕方、その日中に北京に戻るべく天津駅に帰ってきました。その時、初めてマトモに外観を目にしたのです。トップ写真は外観です。巨大さが伝わりますでしょうか!

そしてこちらが「天津駅」のロゴ? 中国の鉄道の駅には大きな駅名がどーんとかかげられています。

天津駅の昼間の外観

トップ写真とは反対の正面…だったかと記憶していますが、どうだったろう(汗)この中央の紺色のパネルの下から入場します。

実はこの日、予約しておいた夕方の列車で帰るつもりだったのですが。引き換えたチケットをもって駅への入り口に行ったところ「あなたこれ3日後のチケットだよ?笑」と言われ…なんと間違えて予約をしていたのでした。

この写真の左側に、チケットの変更窓口があるので、行きと同じくチケットを変更しました。2時間以上後のチケットしか手に入らなかったので、駅前で記念撮影などなどしてから、近場で夕食もとっていくことにします。

駅の向かい側には高層ビル(ロゴのある正面の向かいだったと思う)。

天津駅の対面に位置するビル群

駅前の広場には、中国共産党テイストのオブジェがありました。スローガンが掲げられています。

天津駅前の広場のオブジェ

「新時代中国の特色社会主義の偉大なる勝利を奪取する」そうです(これが具体的に何を意味しているのか、を理解するのは、私にはいささか難しい)。スローガンの前半は、習近平主席が2018年4月の中央財経委員会第一次会議で強調したフレーズらしいです。

参考:http://www.xinhuanet.com/politics/2018-04/02/c_1122627816.htm

再び麺(確か涼皮)を食べる

この写真の右の方に進むと、ご飯屋さんのありそうな通りがありました。

天津の町並み

こんな駅に近くて、家賃どうなっているんだろう。でも新しいマンションという感じではないのは、町並みをレトロにしておくためなんだろうか。

左側の建物の脇を歩いて行って、数件ならぶご飯屋さんから一軒を選んで入ります。

天津駅わきの町並み

駅から出て進んだ道の様子

お店では、確か昼と同じく「涼皮」を注文したように記憶しているのですが、今写真を見て見ると、ちょっと形状が違うような。りゃんぴーはもっときしめんみたいに平たくなかったっけ。

今回もやはり少し辛めの味を選びました。左の麺が私の分、具はもやしのみですが結構しっかり入ってました。こういうボリューム感に慣れてしまうと、日本の定食屋さん的なちょこっとしたおかずが複数出てくる形式が苦手になってしまう(笑)

右はごまだれの麺。日本のこういった雰囲気のたれに少し似ています。小さいお皿は土豆糸(とぅどうす、ジャガイモの細切り)系のおかずです。

天津の麺

昼と負けず劣らず、こちらの麺もおいしかったです! もちろん繊細な味では全然ないのですが。さっぱり食べられて元気になります。暑くても食べたくなるものが充実しているのは、やはり地域の知恵なんでしょうか。油っぽいので食欲も増進されている気がします。

といっても、天津は北京より空気中の熱気がましだったかな。(北京に戻って到着時、車内の電光掲示板の情報によると、夜9時近いのに気温はまだ30度を超えていました。)

食事を終えて、天津駅に歩いて戻ったころには空が群青色。

夜の天津駅外観

1年住んでいたのに、天津も北京も、東京より空が暗くなるのが遅いということにはいまさら気づきました。なんとなくそれだけで気持ちによゆうができるようで、そんなところも中国はいいなあと思ってしまうのでした。