北京郊外のウーメイ

こんにちは、山浦(しゃんぷー)です。

今日は私が、中国語を勉強する中で使えるようになって一人前と感じた、中国語の表現についてです。

突然ですが、どこでしょう?

突然ですが上の写真、どこでとったでしょう? ミッ〇ーさんみたいな人もいますがディ〇ニーランドではありません。

正解は北京の郊外にある、スーパーの物美(ウーメイ)です。物美は留学先の北京大学の敷地内、住まいである留学生寮のそばにあったのでなんだか親近感がわきます。いつも水買いに行ってたなあ。

で、こういう場合。※以下会話は全て中国語でのやりとりです。

もし中国人に「この写真の場所どこだと思う?」と聞いたとして。相手の中国人が「あっ、これは中国だな」と気づいたとします。ただし中国の北京とまではわからない(物美ってローカルなスーパーなのかもしれないけど、その可能性はいったん置いておいて。)

そんなとき、質問された中国人は、十中八九「国内の~どこだろう?」っていうと思います。

たとえその会話が、日本でなされていたとしても。

これ、もし日本人なら、海外で日本の写真を見せられても「日本のどこか?」って言い方すると思うんです。

中国人にとっては中国の中が「国内」

もしかすると中国語に限った話ではないのかもしれませんが。(英語はあまり交流経験ないのでこういった文脈で使われるか判断つかず、でも「domestic」という単語はありますよね)

中国人にとっては中国にいようと日本にいようと「国内」(グオネイ)は中国国内のことなのです。

チャットアプリのWeChatには「WeChatPayment」という電子決済のサービスがあるのですが、中国の金融機関に銀行口座を持っていないと使えまない…と私は思っていました。

このことを今年東京で、日本在住の中国人友人に確認したのですが「そうだねたぶん国内の銀行口座がないとだめだよ」と言われ思わず「あなたの言う『国内』って『中国国内』だよね?」と確認してしまいました。

このやりとり、もし日本語だったら彼も「『中国の』銀行口座がないとだめだよ」って表現したんじゃないかなあと思うんですよね。

 

外国語を勉強していて、「ネイティブに自然に受け止めてもらえる表現」が会得できたとき、自分のレベルがひとつ前に進んだなと感じます。

発音もそうだけど、それとは別で、SNSの書き込み然り、あいづち然り、そしてこういった「単語の選定」然り。それらの要素が「ネイティブに自然に受け止めてもらえる」かどうかを左右する表現の実体だと思います。

表現は「多くをインプットすること」で初めて適切なタイミングで「アウトプット」ができると私は考えています。「作文するな」(自分で文章を作らず、見本を真似て表現せよ)というのが大学時代の恩師の教えでした。かたくなに、ではないですが今も守って表現しています。(時には単語がわかず、バラバラなんかんじの中国語、使っていますけれど。。。)