福建の土楼

こんばんはまたはこんにちは、山浦と書いてしゃんぷーです。

「全省制覇!」なんて胸を張る経歴もないのですが、私の訪れたことのある観光地も紹介していきたいと思います。

ご紹介するのは私が2011年に訪れた「福建省」です。

福建省は台湾の向かいにあり、福建省の海のリゾート地「アモイ」へは成田からANAの直行便もあります。所要時間は当時そんなに感じなかったのですが5時間近くかかるんですね。

省都は福州らしいですが行ったことはありません。こちらは直行便は厦門航空のみのようです。最近facebookに流れてきた情報によると福州には2本目の地下鉄が建設中らしいです。

ちなみに、アモイというのは「方言」での発音です。正確にはその音とはずれがあるようですがともかくその方言をもとに外部から識別される音として「アモイ」が定着しているそうです。中国語では「厦門」(シァメン)といいます。

台湾の向かいの福建省、名物はハッカの住居「土楼」

写真は福建省にある「土楼」(どろう)です。

福建省含め中国南方そして華人に多くいる「客家」(ハッカ)と呼ばれる民族の住居です。ビジュアルがスゴイ(見た人を圧倒する)感じなのでガイドブックやウェブで見たことのある方もいるのでは。

外部からの侵入を防ぐために、全体をぐるっと囲むような形で塀が設計されていますが、それ自体が倉庫、住居になっています。訪れて解説を聞いたたのが2011年なのでうろ覚えなのですが、確か3~4階が住居…と言っていたかな。中に実際住んでいる人がいるとも言っていたけど、本当かな…。

土楼は「龍岩」(ロンイエン)と呼ばれる地域に存在するのですが、アモイから車で2時間くらいの内陸部にあります。私は滞在先のアモイのホテルで申し込み、車を一日チャーターするツアーを利用しました。

土楼の中で鳩に餌をやる中国人

(確かに住んでるっぽく見えなくもないけど…)

アモイの観光地、鼓浪嶼(ぐーらんゆ)は元租界

土楼はアモイから時間をかけて移動しないと観光しに行けないのですが、アモイで滞在しながらすぐ行けるのが「鼓浪嶼」(ぐーらんゆ)です。日本語だと「コロンス島」というらしいです。多分ちょっと中国語出来る人ならすぐ忘れちゃうと思う呼び名です(笑)

フェリーに乗って島へ渡ります。20分くらいで到着します。

コロンス島から望むアモイ

手前がコロンス島、奥がアモイ市

レンガ造りのお家が並びます(多分修復されまくっているのだろう)。

中国の海辺の都市には、19世紀~20世紀の不平等条約で開港した港や治外法権を列強に与えた「租界」があります。天津、上海、漢口(ここは沿海ではないですが)、広州、そしてこのアモイなど。

青島、大連は「租借地」といってまた少し違うらしいです、が、これはWikipedia情報。勉強不足ですみません。

後者は青島のみ訪れたことがありますがイマイチ町並みは記憶に残っておらず…前者は天津、上海そしてこのコロンス島をは観光しました。確かに「レンガ造り」の西洋風建物、町並みでした。東西文化の混在が楽しめます。

コロンス島の街並み

コロンス島の街並み

 

コロンス島の夕方の景色

コロンス島の夕方の景色

8月に行ったので日中ずーっと汗をかいていました…ふわふわした服で熱気をためないようにしましょう。夕方がきれいでしたよ!

ごはんと大学と金門島

台湾の向かいとあってか、ごはんは日本人に食べやすい味(しょっぱくない、からくない)だと思います。中国は南方のごはんは食べやすいという印象があります。内陸に行くとまた違うんでしょうけど…

福建省の料理

福建省の料理

芋を原料にしたもちもちした生地で何かを包んだものとひき肉、野菜を炒めた料理…だった気がします。もしかしたら中身がなかったかも。

あと広い敷地の厦門大学もありますよ!今はどうかわかりませんが2011年には中に入って観光できました。

厦門大学

アモイ大学の(たぶん)正門

国家重点大学といって、ともかくスゴイ(入るのが大変、授業もキビシイ)学校のうちのひとつです。総合大学だそうです。

またアモイからは、台湾(中華民国)が実効支配している「金門島」へも船で日帰り訪問できます(宿泊もできます)。こちらはコロンス島と異なり少し離れているので、フェリーで1時間ほど。船に乗る前は簡易の?出国手続きがあるのでパスポートを提示します。

金門島では台湾の通貨を使う必要があるので、現地で両替をしました。

でもそれも2011年当時の話。今は訪日中国人観光客を誘致する日本よろしく、金門島でもWeChatPayやAlipayが使えたりするのかもしれないですね!

金門島行きフェリーの乗り場

金門島行きフェリーの乗り場