こんばんはまたはこんにちは、しゃんぷーです。
今日は先日行った北京料理のお店を紹介します。めちゃめちゃおすすめですよ~!
北京は東京みたいなものなので、中国各地の料理が味わえます。中国はだいたい「省の名前+料理」という概念があります。上海料理とか四川料理、雲南料理とか貴州料理、東北料理(なぜかここはおおざっぱな区切り)など…。そのうちの一つが北京の料理、北京料理です。
中国に行くと、だいたい友人とご飯を食べるのですが、必ず「何食べたい?」と聞かれます。お薦めのお店を教えてもらったらそこに行くこともあるのですが、私は今回久しぶり(1年半ぶり)のプライベート北京だったので、迷わず北京料理をリクエストしました。
北京の料理として北京ダックや刷羊肉(羊肉のしゃぶしゃぶ)といった、それだけでメインになるものもあるのですが、中華料理によくある炒め物の中にも北京料理が存在します。日本の中華料理店(池袋や新橋にあるような)のメニューにも紛れ込んでいますよ。たとえば鶏肉とナッツの炒め(宫保鸡丁/ごんばおじーでぃん)、じゃがいもと茄子とピーマンの炒め(地三鲜/でぃさんしえん)、鱼香肉丝/ゆーしゃんろうす、など。
七寻八找鱼有余菜馆(ちーしゅんばーじゃお)はネットでも話題の80年代レトロな雰囲気を再現したお店
お店はこちら。夕食に利用しました。「七寻八找鱼有余菜馆」です。場所は、地下鉄の雍和宫(よんふーごん)の駅から徒歩10分ほど。
住所:雍和宫大街153号交道口北三条内
電話:010-64076738
七寻八找の「寻」は日本の漢字の「尋」。いっぱい探して探して…という感じの意味でしょうか。中国語で「魚」は「余る」と音が似ているので「余裕がある」意味で縁起がよいとされます。このお店の名前には「魚には余裕がある」って書いてあります。「魚」を入れ込んでこっそり縁起の良さを仕込むんじゃなくて、思いっきり「魚はいいこと」みたいになっているのがなんか可笑しくて、いいネーミングだなと思いました。
入口からして私の好物なおしゃれ雰囲気にあふれています。足を踏み入れるとこんな飾り物も。
旅行関連のブログ・口コミサイトのMafengwoを見ると「アンティークな装飾」「かなり雰囲気がいい」「ネットでかなり話題になってた」「80年代風の雰囲気を再現している」などなど、評価が高いです。(http://www.mafengwo.cn/poi/15325221.html)
お店は3階建てで、2-3階に座席があります。ワンフロアは結構こぢんまりとしていて、テーブルが5卓くらい。
メニューの選び方…は難しかったら友人やお店に相談! スイーツでも最初に出てくるよ
もちろん料理も最高です。中華料理店でついつい選びがちな炒め物揚げ物だけではなく、さっぱりしたメニューも多かったように記憶しています。初めて出会う北京料理、感。連れて行ってくれた友人には大感謝です。
実は、メニューを見てもいまいちどんな料理なのかボリューム感がわからず。中華はだいたい野菜複数(冷たいのとあったかいの)+肉または魚+スープ+主食…みたいな感じで選ぶとちょうどおなか一杯になれると思っているのですが、これらのカテゴリに当てはまるものがどれなのか、写真があるのになぜか理解できない私。適当に選んでもいいけれど、二人で食事だったのもあり、勢い頼みすぎても…と逡巡してしまいました。
どれがいい?と聞かれて黙り込んでしまった私に、じゃあこれは?こっちかこっちなら?みたいな感じで友人が質問してくれ、一緒に注文を決めることができました。
注文した料理は全部で5品。
これらと、トップ画像の料理。もちろん名前を忘れました(笑)北京ダックみたいに皮で具を包んで食べるもの。皮は北京ダックのものより分厚くて食べごたえがあります。
あとはスイーツ。なんですが、最初に出てきました。食べる順序、甘いものは最後って決まってないんだろうか…質問しそびれてしまった。今度聞いてみよう…。
ちなみにビールはイェンジン(燕京)。
友人(男性、27歳)はバーにお酒を飲みに行ったりするそうなのだけど、この日は食事の後会社に戻って残業するつもりということで、付き合わなくてごめん!と謝られました。もちろん私は、そんなのは全然気にならないのですが…むしろ自分だけ飲んでごめんって感じです。いや、別に個人個人の事情に合わせて飲めばなんでもいいよね。
私はお酒だとビールが一番好き、なくらいビール派なのですが、風呂上り以外は常温でもOKです。ということで特に指定しなかったところ、こちらのお店でもめでたく常温のビールにありつくことができました。
冷えたビールが欲しい方は、「要冰的(やお・びんだ)」と言いましょう。「やお」の部分は「ぃやお」みたいに言うと伝わりやすいと思います。
おまけ:雍和宫/よんふーごんの近辺は昔の町並み、夏の名物おじさんのおなかが見られるよ
このお店がある、雍和宫/よんふーごんの近辺は昔の町並みが残っていて、観光客のために演出してくれているのかな!?と感じられるほど、なんだか懐かしさを感じられる光景でした。といっても、おじさんがおなかを出して涼んでいる姿以外は、私にはあまりなじみはないのですが(笑)
道端には「象棋/しゃんちー」と呼ばれる大型の囲碁みたいのを打っている人たち、麻雀をしている人たち、ただ座っておしゃべりする人たち…たくさん人がいました。
みんな集まって、別にワイワイしているわけでもないんだけど、それだけでなんだか楽しそうな雰囲気を感じてしまうのは、なんでなんだろう。
相変わらず中国の犬は短足でした。
しゃんぷーこと山浦です。 しゃんぷーは山浦の中国語読み。 2007年から1年間北京大学に留学していました。就職後は複数の業界で営業や調査・翻訳など。技能実習生の斡旋とサポートも。直近はWebマーケを担当していました。 以前、まっかちんという名前でライターもしています。現在はoViceというメタバースの会社でPR・マーケを担当しています。