アモイの街中

こんばんはまたはこんにちは、山浦と書いてしゃんぷーです。

私は20歳の時に大学で中国語の勉強を始めました。

それ以前は全く中国語に触れたことはなかったのですが、今やWeChat(LINEみたいなやつ)での会話や、ホテルのチェックインなんかでは日本人と見破られることはあまりありません。(普通語はあくまで共通語で、中国人であってもなめらかに離さない人がいる、というのもその理由の一つなのですが。)

 

そんな様子を見た友人や同僚に、

「どうやって勉強すれば中国語は覚えられるの?」

と、よく聞かれます。

 

私はどちらかというと語学の習得(特に話す…というか会話する能力)を伸ばすのが得意なようですし、最初に習った先生が中国語の教授法を研究されていたので、習得するために有利な条件が整っていたと思います。

それでもきっと「中国語勉強したい、知りたい」という人に伝えられることがある。12年、中国語を勉強して、やっと自分の伝える能力と中国語の理解に自信が持てました。

ということで、「となりの中国人」で中国語勉強法も紹介したいと思いおます。

そもそも中国語って

「しゃんぷーのしゃべっている中国語ってマンダリン?」という質問をいただくこともあります。

日本人が「中国語」というときさしているのは、中華人民共和国の共通言語の場合がほとんどです。

ここでいう「中国語」とは…

  • 中国語で「普通語」(プートンホア)といいます。
  • 会話ベースでは「中文」(ジョンウェン)とも。
  • 中華人民共和国の共通語です。

となると気になるのは台湾とか香港とか「ちょっとメインランドチャイナと異なる文化を持ってそうな地域」じゃないですか?

メインランドと台湾・香港・マカオとは、言語でいえば大きくこんな違いがあります。

  • 台湾の「國語」(グオユー)も同じ言語ですが、ところどころ名詞や動詞の使い方が違います。(私の台湾渡航歴は2回。正直、大陸と違う単語というと…自転車、タクシー、くらいしか知らないのですが。)
  • 中華人民共和国の大部分では「簡体字」、台湾や香港では「繁体字」が使われています。(たぶんマカオも。香港、マカオは行ったことがありません)

声調が難しいよね!

声調は日本語にはないので、確かに最初は難しいです。

4つも音があって、覚えるのむずかしそう!という感想を口にする方もいます。

でも、タイ語や広東語はもっと声調がたくさんあります。確か8とか9とか…

私は声調言語は中国語しかしゃべれないので他の言語を習得するのにどのくらい苦労するのかは想像しかできませんが、やはり4つの音で区分できる中国語のほうがタイ語や広東語よりもコミュニケーションは容易なのではないかな? と思います。

方言ってわかるの?

「中国語(つまり普通語のこと)しゃべれるけど方言は無理だよね?」と質問されることもあります。

中国では各地域に「方言」(中国語だとファンイエン)がありますが、これらは「普通語」とは文法、単語が違います。

例えてみれば「日本語」と「韓国語」くらい違うので、「普通語」のわかる人でも「方言」はわかりません。

ちなみに方言の分け方にはいくつか学説があるようで、私が学部で中国語を専攻していた時は確か7つか9つというのが主流だったかと…(間違えてたら古屋先生すみません!)

北京方言、エツ方言、ガン方言…などなどという呼び名がありましたが、中国語母語の友人と話すときは「湖南語」とか「河南方言」とか適当に表現していました。

つづく

中国語の勉強が面白すぎて大学の専攻を「中国語・中国文学」にしちゃったくらい中国語の勉強にはまった自分なので、ついつい話が長くなってしまいます。

次回に続きます。

写真は、2011年の夏に行った福建省アモイです。台湾の向かいですね。気候はたぶん沖縄っぽいです。