中国高速鉄道の窓際のシートから

こんばんはまたはこんにちは、しゃんぷーです。

2018年6月の北京滞在では、高速鉄道で天津にも出かけました。あまり気合いを入れずに、だらだらと出発したら、予約していた列車に乗り遅れてしまいました。そんな時は窓口でチケットを変更できるんですね…知らなかったです。

北京の鉄道駅は、駅の入り口から列車にたどり着くまでがなかなかの長旅です。

駅のタクシープールは大量の客人をさばききれず、懇切丁寧な運転手を備えたdidi(中国版ウーバー)の車でも、エントランスにたどり着く前に「どうぞ降りてください」となります。入口では手荷物検査、チケットの受け取り・購入には人が列をなしており外国人の場合パスポート提示の必要があります。

チケットを入手後は一階下のプラットフォームへの入場ゲートで再度パスポートを提示。そんなこんなでやっとたどり着けるプラットフォームに入場できるのは、発車の8分前までと制限があるそうです。

本編ではチケットの予約と受け取り、駅への入場方法、列車からの景色、鉄道車両の撮影についてまとめました。

チケット予約はCtripでパスポートナンバーを入れて、支払いは画面のQRコードから。当日もパスポートは必携です!

今回の旅程は北京南駅から天津駅まで。天津には天津駅天津南駅と、もう一つ大きな駅があるそうです。

平日だったのですが、当日だとチケットのとれないことがあるので、という現地在住の同行者の意見に従って、前日にチケットの予約をオンライン(Ctrip)で行いました。

確かにどの列車も「残り4席」といった文字が見られ、これは当日だと好きな時間のものには乗れない可能性が高いなという感じでした。ただし、天津の場合は一番速い列車であれば35-40分ほどで到着するので、最悪「無席」で立ち乗りでもOKだと思います。(私の地元、つくばエクスプレス守谷駅から終点の秋葉原まで約40分…通勤時はふつうに満員電車に立って乗ることもあります。。。)

チケットの予約は当然ですが複数名分を一度に予約できます。外国人の場合はパスポート番号と氏名を入れます。ローマ字で姓、名の順に入力します。スペースが正しくないと不正確ですという赤字で先に進めないこともあるようなので、漢字で書いてしまっていないかやスペースの全角半角を注意深く確認すると良いと思います(ブラウザの場合)

すべて情報を入れると支払い用のQRコードを表示できます。利用したい方のブランド(AlipayかWeChatか)をクリックして表示、スキャンして支払うと予約番号が表示され、同時に携帯にショートメッセージが届きます。

※サービスの利用に中国国内の電話番号が必要な可能性あり…今回は同行者の番号で予約をとりました。(私の携帯はSIMの入れ替えをしておらず、日本の番号)

チケットの引き換えと時間の変更

予約したチケットは当日、引き換え窓口(有人)で予約番号を伝えて受け取ります。この際パスポートも同時に提示します。チケットの受け取りは中国語で「取票」(つーぴゃお)です。※「取」の音は日本語では表記できないので、仮につーとしましたが、本当はウの形でイの音を出すと出る音です。

この日、行きの分として予約した列車には間に合わなかったので、引き換えの窓口で時間の変更をお願いしました。予約していた座席は一等席だったのですが、変更できた列車は二等席でした。差額は後日、支払いに用いたWeChatのアカウントに返金されていました。

ちなみにこの行きの取票の時私は、復路のチケットがあるんだと伝えて一緒に発行してもらおうと思っていました。窓口の職員にも帰りの分について「现在取吗?」(今持っていきますか?)と聞かれたのですが、なぜが「取」を「取消」と思い込んだ私。「いや!”取”しない」といってしまい、復路の分の受け取りに失敗し、帰りの分は天津駅で再度窓口に足を運ぶという二度手間をかましました(笑)

高速道路と植林中の景色を眺めて到着! 写真撮影はチャンスを逃さず出発駅&到着駅でトライ

鉄道からの眺め

出発時間が微妙にずれましたが無事出発。高速道路の脇を走ります。

変更した列車の出発までは多少時間があったので好物のコーヒーもゲット。駅構内にはスタバもありましたが、よく見かけるパシフィックコーヒーで購入しました(シェア二番手らしい)。

「ホットコーヒーください」「ラテですか?」と聞かれて目がテン。ブラックコーヒーが欲しい時は「美式(アメリカン)ください」と言わないとダメみたいです。

コーヒーを飲みながら外を眺めていると、そのうち緑は減り、植林中と思しき景色が続いていました。

植林中の土地

天津駅に到着後は、清掃のスタッフが待ち構えていました。

天津駅の清掃員

ちなみに、車両には新幹線みたいにゴミ箱があるんですよ。

中国鉄道の中のごみ箱

で、実は怪我の功名じゃないんですが、この日は時間を変更したおかげで、最新型の車両「復興号」に乗車できたのです。

中国高速鉄道の復興号車体

下の写真の手前は復興号、奥がひとつ前の「和諧号」です。

復興号と和諧号

しかし! こんな感じに車両先頭を写しこむために、てっちゃんよろしくプラットフォーム端を目指して歩いていると。駅員さん風の方に、ダメダメそっちいかないで!早く出てってよ!とか言われてしまうことがありますので、ご注意ください。

今回は北京南駅ではNGをくらいましたが、天津駅では大丈夫でした。鉄道車両の写真を撮りたい方は、注意される可能性を念頭に置いて、ぜひ出発駅と到着駅と両方でトライしてみてください!

ちなみに中国はプラットフォームでの喫煙は禁止されていないようで、出口までの階段付近で副流煙にさらされちょっと苦しくなることがあります…。駅も車両もきれいなんですけどね。

 

トップ写真のWO GARDENと書いてあるドライフルーツ的なものは列車の中で購入しました。商品は中身も一つ一つ個別包装されていて食べやすかったですよ。パシフィックコーヒーのドリップコーヒーもふつうにおいしかったので、コーヒー好きな方の旅のおともにもおすすめです。