こんにちはしゃんぷーです。
2010年に一度旅行に行った天津に、今回は出張で行ってきました。
中国では都市ごとにタクシーの色や雰囲気が違うのですが、天津といえば上の写真のような水色です。
先週、約8年ぶりにこの色のタクシーを目にしました。私にとっては天津の象徴ともいえるこのタクシー。昔と変わらないなあとなんだかうれしく思ったものです。
というのも、前回天津の駅に降り立ち乗ったタクシーで「運転手の話している言葉が分からない…!」となったかなり強烈な思い出があるから。
「ネイティヴの中国語わからないなんてふつうじゃん?」と言われそうですが、南の果て雲南ならいざ知らず、北京からこんな近いのにとパニクりました。(今回は難なく会話できました。前回はたまたま訛りの強い方にあたったのかもしれないです。)
今日は北京旅行の機会があれば立ち寄りをおすすめしたい「天津」について、北京間の交通手段と朝食のおすすめを紹介します。
(観光はしていないので観光スポットの情報はないです!あしからず!)
北京からたったの35分!
天津の空港と東京の空港(成田または羽田)間の直行便は、2017年12月末現在、天津羽田間の深夜便しかありません。名古屋は便利なフライトがあるようです。
北京から短時間で移動できるので、関東在住の方は北京旅行のついでに立ち寄るのもいいと思います。
天津は北京の南に位置します。距離で言うと、だいたい130キロくらいです。
(地図は百度地図より)
今回の移動では高鉄を利用して、「北京南駅」から「天津南駅」まで行きました。
※高鉄(ガオティエ)とは、中国の新幹線のこと
運賃は50元強。乗車時間、なんとたったの35分!
ちなみにこの列車の最終目的地は「上海虹橋駅」でした。
天津には他にも「天津駅」「天津西駅」それと「塘沽駅」があります。
北京にも複数の駅があるので、利用する際は発着駅を間違えぬよう気をつけてください!(まあ間違えても、タクシーで移動すればいいと思いますが…)
車内販売もあり!駅弁は彩にかけるけど味はおいしい
今回は高鉄の乗車前にお弁当を購入しました。
値段は約50元=850円。日本円換算では普通に感じますが、現地の食事の金額を考えると高く感じてしまいます。
車内販売もあるので、購入していなくても大丈夫です。というか40分足らずでついてしまうので、無理に車内で食べなくてもいいと思います(笑)
今回は予定がかなりタイトだったので、車内で食べることにしました。ボリュームもあり、食べるのが遅い自分はあわてて食べました。
列車の切符の買い方
列車の切符を買うときはパスポートの提示が必要です。駅構内へ入場する際には手荷物検査があるなど、飛行機を利用するのと同じ感覚でいた方がよいと思います。
切符はとくに予約せずとも、当日窓口で購入できます。
タクシーのようにオンライン予約でいっぱいになってたりして・・・!と心配した私は北京のホテルのフロントの方に「当日行って買えるかな?」と相談しましたが、その方によれば12月中旬の北京ー天津では問題ないとのことでした。
また、大きな荷物を持っている場合は車両の端の荷物置きコーナーを利用することができますが、1つ20元かかります。
小さ目のスーツケースなんかは、座席上部の荷物載せに格納しているお客さんが多かったです。
北京空港への移動にはバスもある
今回は天津に数日滞在し、近辺での予定を済ませた後、最終日に北京へ移動し北京首都国際空港17時過ぎ発のフライトで東京へ戻る旅程を組んでいました。
帰国当日の朝、バスターミナルに向かいます。
バスターミナルもいくつかありますが、今回利用したのは「天环客运站」(天環客運駅、ティエンホアンクーユンジャン)です。
住所はこちら:天津市南开区红旗路228号
ここでも切符の購入にはパスポートの提示が必要です。また一人1つは無料で荷物を預かってくれますが、2つ目以降は10元の費用がかかります。
朝9時発で、12時に北京の空港につきました。
朝ごはんと天津のホテル
旅行で外せない物といえば「ご当地朝ごはん」。
時間のない中、朝食を食べたいというこちらのリクエストにこたえて取引先の方が紹介してくださったのが「大福来」です。
豆腐脳はつるつるの豆腐を汁にひたした料理です。南方に行くと甘い版があります。ここのはもちろんしょっぱいやつ。天津は中国の北方に位置しますからね!
たぶん住所は「大福来南开区王顶提迎水東里」だと思うのですが、中国版食べログの大衆点評で見つけられませんでした、くやしい。。
円盤型の食べ物はシャオビン、漢字では焼きもちと書きます。いつも「なんか可愛い食品だな」と思ってしまいます。
小麦と水を練って焼いたものです。炭水化物オンリーのこのシャオビンは、豆腐脳とヨウティアオで満腹だったので持ち帰りにしてもらいました。
ゆで卵はしょっぱい味付けで作られています。
最後にホテルの紹介を。
天津での宿泊先は「天津ホワイトスワンブティックホテル(白天鹅精品酒店)」というところでした。取引先の方いわく、ちょっと辺鄙な場所らしいです…(だから安かったのか…)
クチコミ見るとバスタブもあるみたいですが私の宿泊した部屋にはなかったです。水回りは、正直なところちょっと下水のにおいが鼻につきました。
ソファもなかったので10日の出張の最後4日を過ごす場所としては落ち着きづらかったかな。もっと予算を割くべきでした。寝るためだけ!っていう方にはちょうどいいのではないかと思います。
部屋は広くてそこもよかったんですが、窓の大きさと天井の高さが影響してかエアコンはマックスの設定の39度(!)にしないと寒かったです。びっくりするような設定温度ですがこれでちょうど良いくらいでした。
天津に滞在される場合はエアコンの設定温度にもご注意ください!
しゃんぷーこと山浦です。 しゃんぷーは山浦の中国語読み。 2007年から1年間北京大学に留学していました。就職後は複数の業界で営業や調査・翻訳など。技能実習生の斡旋とサポートも。直近はWebマーケを担当していました。 以前、まっかちんという名前でライターもしています。現在はoViceというメタバースの会社でPR・マーケを担当しています。