アイラブベイジンのモニュメント

中国語学習歴12年のしゃんぷーです。

今月頭に転職したのですが、入社から数日で中国出張(通訳と宿・航空便手配、写真記録の担当)をしてきました。

いま話題の?!広東省に位置する深セン市(深セン宝安国際空港)から入国して、飛行機で山東省ロンコウへ、その後北京へ、続けて天津河北省を訪問。帰国の日は天津から北京に戻り、夜の便で羽田に到着しました。

やっぱり中国は変化が早くて劇的で、物事は便利で、対人関係は素直で、そして地域によってさまざまな様式があり楽しかったです。仕事のプレッシャーは大きかったですが、10日間はあっという間に終わってしまいました。

中国はEUだ

これは前職で開催したセミナーの講師の方の言葉です。「中国はEUみたいなもので、各省がヨーロッパでいう国に当たる」。まさにその通り!とかなり腑に落ちたのを覚えています。

中国の行政区画は一番大きな単位が「直轄市」「省」、その下に県、村、鎮などがあります。

直轄市は「北京」「上海」「深セン」「天津」「重慶」の5箇所。今回食事したプライベートの知人によれば、同じ直轄市でも手前の3つは特に発展しているそうです。

大雑把にいえば、こういった「直轄市」「省」ごとに、市民が共有している感覚は異なっているようです。実際、中国人と会話をしていても「私たちの(この辺の)常識では~」みたいな発言の範囲は、基本的にはこの行政区画と一致しているように思います。

中国人との会話でも「山東人」「四川人」みたいな言い方はしょっちゅう耳にします。

日本人の感覚で言えば、「中国」は「国」ではなく「EU」として捉えた方がより正確なイメージを持てる、ということですね。

搭乗券をなくしてもあわてないで!

今回なんと、中国の国内線の搭乗で航空券をなくしてしまいました。

深セン宝安国際空港から山東省の煙台の空港(煙台莱山国際空港)へ向かう山東航空のフライトでの出来事です。

手荷物の検査とボディチェックを受け、搭乗時刻が数分後ろ倒しになったのでトイレに行き(ここでは確かにあったはず…)搭乗口付近に戻った時に、消え去っていました。

どうしよう!と思ったのですがゲートのスタッフに「なくしました」と相談。一番最後に対応するから待ってて、と言われ待つこと数分、パスポートとチェックイン時のデータを突き合わせて、手書きの搭乗券を渡され無事乗り込むことができました。

手書きの搭乗券

手書きの搭乗券。お騒がせしてすみませんでした…

データ上ではなぜか身分証の番号欄にあずけ荷物の番号が登録されており、搭乗口で「パスポートの身分証番号はここで合ってるよね?」と確認されました。電話口で「番号違うけど?」とチェックインカウンターに問合わせているのを隣で聞いてヒヤヒヤしてしまいした。

搭乗券はなくしちゃダメですが、見つからない!と思ったら焦らず搭乗口に申告してデータの照合を待ちましょう(焦らないわけにはいきませんが…)

日本規格にとらわれない世界が気持ちいい

今年は3回も中国に行く機会に恵まれました。

とくに今回の出張では複数の都市、しかも取引先に車を出してもらえたから訪問できたと思うような場所も訪れることができました。

中国は私にとって何度行っても知らなかったことを学べる場所であり、日本という規格に囚われない世界を体感できる、そんな楽しい場所です。

来年も引き続き中国を訪問して、現地友人知人といろんなことを話していきたいと思っています!

 

アイキャッチは北京首都国際空港のT3航站楼、国際線の手荷物検査場入場ゲート手前のモニュメントです。私の気持ちを代弁してくれている気がします(笑)

北京人の先生に中国語を教わり、北京大学に留学し、いろんな初めての気持ちを経験し、さらにその後今に至るまでその地の同年代女性と交流してきた自分にとっては、北京は第三の故郷みたいな感じです。