こんばんはまたはこんにちは、しゃんぷーです。
今日はトイレの話。
てなわけでこの素敵なドアノブもトイレのもの。「福」が「倒れる」=「到着する」と音が似ている、ので反対向きにデザインされています。「良いことが来ますように!」みたいな感じですかね。
入ったトイレに紙がないということもしばしばなので、私、中国滞在中はポケットとカバンにトイレットペーパーをまるめて潜ませておいてます。「あっ紙がない!」っていうシーンで取引先の女性にさっと渡すと距離が縮むのでおすすめ(女性限定な気もするけども)
ニイハオトイレ、それはただただ異国のトイレのルール
「中国ってトイレのドア、ないんだよね!?」ってもはや質問されることもなくなったのですが、2017年12月、まだまだ日本的トイレの常識を覆してくれるお手洗いに出会いましたのでご紹介します。
ちなみに、私も2007~8年に留学した当初は鍵がなくて開けられちゃったり、自分が間違えて開けちゃって「うわっ」って思ったんですが、よく目にする光景なので案外すぐなれました。
まあ私はどこに行ってもさも昔からそこにいたような素振りをしてしまうタイプなので適応力がものすごく高いのかもしれませんが…
開けちゃったときは「ごめん」って言って、開けられちゃったときは「入ってます」って教えてあげれば良い。
中国を好きな方ならご存知だと思いますが、紙はゴミ箱に捨てます。流せないの!?って衝撃かもしれませんが、10日も向こうに滞在するともはや帰国後も「え~っとゴミ箱は…」ってなってしまいます。習慣なんてそんなもの。
で、こういう「中国的常識のトイレ」のことを「ニーハオトイレ」っていうんですね、10年前の留学中は全く知りませんでした。(中国語を勉強した身としては「ニーハオ」ってあまり正確に発音を模写できている気がしなくて「ニイハオ」って書きたくなる)
トイレその一:和式の便器が二つ
それではまずひとつめのトイレです。
こちらは天津郊外のレストランのトイレです。綺麗なんだけど…
扉がなかったです。
「ニーハオトイレ」で検索すると、「置いておくと持って行かれてしまうため紙がない」という情報もあるのですが、レストランだとこの中に共用のトイレットペーパーがあることも。
ぐるぐるっと使う分を切ってから便器に向かいます。
トイレその二:洋式の便器が二つ
次は河北省のレストランのもの。
洋式の便器が並んでました。このタイプは初めてかも…
鍵のかかる扉はなかったです。男女別の入口があり、女性の方に進むとこれがバーン、と出てきます。
そこに便器があるならば
紹介したどちらも飲食店なので綺麗ですね。訪問した先の工場のお手洗いはもっと薄暗くて掃除の頻度が低そうなところもありました。
でもまあ、私は気になりません。用が足せればいいもの。道端でそのまますることと比べたら、壁が外部を遮断しているし異性と区切られた空間なわけだし、問題はないと私は感じられます。
「用を足しているところを人に見せるなんて!」っていう感覚が人の中に存在する可能性はもちろん知っているけれども、「じゃあなんで用を足しているところを人に見せてはいけないの?」っていう質問に合理的な回答を持ち合わせている人はいないんではないかなと思います。
結局「それが文化だから」っていうだけじゃないでしょうか。もちろん私も日本でわざわざ、個室の扉を開けたまま用を足すような真似はしません。
トイレに入ったら便器が並んでた。扉がなかった。溝しかなかった。でもそれで公衆衛生が保たれているのなら、そこで用を足せばいいんじゃないかなと思う。むしろ日本に帰ってくると「なんで紙を流しちゃっていいんだろう!?」と不思議にすら感じます(溶けるんだっけ)
…なんて言いつつ、今回紹介した二つのトイレ、私が利用しているときにとなりの便器に人はやって来ませんでした。もし隣り合わせで用を足すことになっていたら、私もちょっとはどぎまぎしたかなあ…。
確か2008年夏、雲南のどこかで中距離バスが休憩したとき。屋根のない、隣との区切りだけのトイレには、ちょっと緊張したのが思い出です。
しゃんぷーこと山浦です。 しゃんぷーは山浦の中国語読み。 2007年から1年間北京大学に留学していました。就職後は複数の業界で営業や調査・翻訳など。技能実習生の斡旋とサポートも。直近はWebマーケを担当していました。 以前、まっかちんという名前でライターもしています。現在はoViceというメタバースの会社でPR・マーケを担当しています。