こんばんはまたはこんにちは、しゃんぷー(@shanpu_yaxiang)です。
先月10月に出張した南昌で、ほんっとーにご飯を味わう余裕がほとんどなかったのですが(ビールもワインも白酒もいちおう飲みましたけど、笑)最終日についに地元っぽいご飯にありつけました!
南昌には「ビールダック麺(啤酒鸭拌粉)」、江西省には「ワーグアンスープ(瓦罐汤)」という地元フードが存在するのですが、なんと江西省自体が地味なため、あまり有名でないそう…。
こんなにおいしいものが知られていないなんて!とかなりの衝撃だったので、こちらで紹介したいと思います。特にワーグアンタン(タンは「湯」でスープの意味)は、雨天の肌寒さもあり私にとっては忘れられない一品になりました。
中国でおひとりディナーの際のお店の見つけ方 ~移動中に、お店が並んでいるところを探す~
まずは、私なりの「一人でも入れる」中国での飲食店の見つけ方をご紹介したいと思います。
チェーン店ではなく一人で食べられそうなお店に入りたいときは、移動しているタクシーやバスから、お店がたくさん並んでいる場所を探します。
こんな感じで、車道に面して何軒かご飯屋さんが並んでいたりします。タクシー移動中ならそこで降りてしまってもいいと思います。
今回はイベントを主催する政府方のバスが手配されていたので、イベント会場から宿泊先に戻る道で地図を確認しながら、このあたりは徒歩圏だな~という場所で目を光らせていました。
ホテルからすぐのT字路の縦線の部分を歩くと飲食店がちらほらあることがわかったので、ホテルに到着後準備をして出発(ひとりぼっち)!
ちなみにこのとき宿泊していたのは「米朵酒店」という一泊3,000程度のホテルでした。清潔ではありますが、Ctrip経由で禁煙希望を出していたのですが喫煙フロアをあてがわれ、苦しみました…。
南昌名物「ビールダック麺」と江西省名物「ワーグアンスープ」を食す
ホテルから歩いて数分、にぎわっていておいしそうなお店を見つけたのですが、どうやら鍋屋さんのようなので、一人ではちょっとなー…と考え断念。
このお店の前の路を少し歩いてみることにしました。四川料理、雲南料理、カフェ、串屋さん…などなど看板が出ているのですが、どこもいまいちピンとこず…歩き続けます。
こんな道でした。住宅みたいのがあります。
縦の看板が結構明るく店の脇に掲示されているお店を見つけて、正面を見て見ると…
「老南昌」って書いてある!これは南昌フードが期待できる!
「啤酒鸭拌粉」は「ビールダックライスヌードル」って感じでしょうか。さっそく入ってビールと、その麺をいただくことにしました。
カウンターで注文をします。写真見切れてしまいましたが、左側に冷蔵庫があるので、飲み物はここから出して一緒に注文できます。ビールは大瓶しかなかったので一人でしたが一生懸命飲みました(笑)
麺は汁なしで、びよんびよんした感じで、あまりこしがないです。この、こしのない中国の麺、結構好きです。具は、ところどころ骨の残った寸断された肉と高菜みたいな野菜が入っています。
お昼も現場でのお弁当を結構ガッツリ食べたのですが、これだけだと何か物足りない気分、しかもビールも残っているし、と考えていたところ、周りにどんどん入店してくるおひとり様、若者グループが誰もかれも茶色い壺のスープを頼んでいることに気が付きました。
これは…食べなければ! お店の人に、「あれは何?!同じもの頂戴」と言ったら「たまごスープでしょ?OK~!」てな感じで出てきました。
※このスープ、実は翌日正式名称を知るのですが、「瓦罐汤」というものでした。
わ~~~ちっちゃい壺!かわいい!
中身はこんな感じです。たまごの下にひき肉がくっついていました。
出張最終日、くたくたに疲れた体に染み入りました。。。
南昌ローカルフードはおいしいのに有名じゃない!? スープの正体をTwitterで中国人に教えてもらう…
入店したのは確か20時頃だったと思うのですが、お店はこんな感じで結構たくさんの人が入ってきていました。
一人でさみしいので、VPNに接続してTwitterに写真をぽちぽち上げていました。すると翌朝、ツイートを見てくれた中国人のユーザーさんが、このスープの正体を教えてくれました! インターネットすごい!!
https://twitter.com/eachgo/status/1054176322409222144
お~「瓦罐汤」っていうんですね! スープの材料入った小さな容器をいくつも大きな甕の中に入れて、そこに木炭を入れて加熱して作るものだそうです。栄養価がとても高いんだとか(百度百科を見ました)そうか、江西省、焼き物の産地だ…。
お店の人、「たまごスープ」としか言わないから、食べた時はなんにも理解できていませんでした!笑
またこの方によれば「南昌が現地のウリとしてもっと宣伝してもいいと個人的には思うくらいのものだけど、南方のその他の省に比べて、南昌のある江西省自体の存在感がないから、みんな知ってない…」とのことでした。
https://twitter.com/eachgo/status/1054212501489909760
なんて残念なのかしら。
このお店は内装もとってもかわいくて可笑しくて…南昌でこの付近を訪れるチャンスのある方には全力でお薦めしたいです。ビールは私は違うものを頼んでしまっていますが、南昌ビールもありますよ!(やっぱり大瓶ですけど笑)
しゃんぷーこと山浦です。 しゃんぷーは山浦の中国語読み。 2007年から1年間北京大学に留学していました。就職後は複数の業界で営業や調査・翻訳など。技能実習生の斡旋とサポートも。直近はWebマーケを担当していました。 以前、まっかちんという名前でライターもしています。現在はoViceというメタバースの会社でPR・マーケを担当しています。